今こそ小型バイオマス発電の活用を!

小型バイオマス発電をお勧めする理由について
2017年からスタートした改正FIT法以来、バイオマス発電の申請は急激に増加しております。中でも買取価格は高いが調達が難しい間伐材、その次に価格が高い大規模運転に適した一般木材を燃料とした設備での申請が増えています。そのため、各地で20年運転し続けるための燃料確保が非常に重要な要素といえます。
しかしながら、20年運転し続けるための燃料確保が非常に重要な要素となっているにも関わらず、国内の森林蓄積量に対して木材生産量を比較すると、海外に比べて利用度が非常に低いのが現状です。
今も年々森林蓄積量は増加していますが、山の境界線未確定による森林経営計画を策定できず山に入れない地域、人手不足や資金不足による効率的な機械の未導入、土地の問題で貯木場が作れない等の影響により伐採が追い付かないという問題が各地で起こっています。
このように国内で伐採者不足や運搬コストが高騰している現状では、大規模のバイオマス発電所への燃料調達を長期間供給維持・確保することは、極めて困難であることが予想されます。
そこで、1基で年間約700t程度(含水率50%)しか使用しない小型バイオマス発電であれば、一つの地域だけで木材供給業者が供給可能な量を賄える範囲は約2000~5000t/年程度が多いため、国内では大型よりも「小型バイオマス発電」をお勧めしている理由です。
内陸になればなるほど小型バイオマス発電は活躍します。ぜひご検討ください。